松本雄貴のブログ

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31 回目 旅の記録:インド編④

ヴァラナシには結局10日ほど滞在した。ガンジス河の火葬を見たら、すぐに次の場所に行こうと思っていたが、なかなか重い腰が上がらず、思いのほか長逗留してしまった。

ヴァラナシはそんな魔性の魅力があった。なんの計画もなく、歩き回るだけでも退屈しない。

滞在中は、路地裏のカフェで毎日5杯以上チャイを飲んでいた。

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色んな出会いもあった。

仲の良い3兄弟が経営しているゲストハウスで、長男のオーナーと、ベランダでガンジス河を見ながら、国際政治について真面目に語り合ったり、(ただ、国際政治の知識と英語力が欠如している自分には、相手の言うことの3割ほどしか理解できなかった。。お兄さんの世界を良くしたいという情熱は充分に理解できました)、シタールを習得するためにヴァラナシに来た音楽家の韓国人とも仲良くなったり。

これらは、自分の人生の中でもかなり貴重な出会いだと思う。

しかし、いつまでもヴァラナシにいても仕方がない。名残惜しいが、翌日出発しよう。

ただ、次どこに行くかは決めていなかった。このまま東に進んで、コルカタカルカッタ)に行こうとも思ったが、噂によるとコルカタはデリー以上に不衛生で、混沌としているらしい。

それはそれで、魅力的ではあるが、数日前からずっと体調が芳しくない。できれば、少し静かな街でゆっくりしたい。

そんなわけで、次の行先は反対方向のジャイプルという街に行くことにした。

Good Bye,ヴァラナシ!

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ヴァラナシ最終日。ゲストハウスのベランダから見るガンジス河

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ヴァラナシで最後のチャイを、ここで飲む。

④デリー再び

ジャイプルに行くには、一度デリーに戻らなくてはいけない。大急ぎでチケットを買い、夜行列車に乗り込んだ。席が隣同士になった同年代の日本人と、音楽の話で盛り上がり、友達になった。朝、デリーに到着し、そのまま真っすぐジャイプルに向かうのは疲れるので、デリーで1泊してからジャイプルに行くことにした。

たった数日前なのに、デリーが少し懐かしく感じる。

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車窓から。デリーに着く直前

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しばらくデリーをうろつく。1泊したらすぐにジャイプルに行く予定だったが、日本人の友達ができたのと、意外に居心地がよかったので、デリーの滞在を少し延長した。インド門や、コンノートプレイス、カーンマーケット、映画館などに足を運んだ。

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インド門

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映画は、まったく内容が分からなかった。上のポスターのようなシーンはなかった。

ゲストハウスは個室に泊まったが、壁にブッダの絵が描かれており、なんだか寝心地が悪かった。足を向けれない。。

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列車で出会った友達と宿で出会った友達は、皆日本人でとても落ち着くし安心する。ここで出会った友達とは、日本に帰ってからも暫くは連絡をとっていた。

さんざん、デリーの街を歩き回り、もういいかな、と思ったのでようやく、ジャイプルに行くことにした。

体調が、徐々に悪くなっていること以外は、概ね順調だったのだが。。

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