松本雄貴のブログ

本。映画。演劇。旅。

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

102回目「ノスタルジア」(アンドレイ・タルコフスキー監督)

タルコフスキーの『ノスタルジア』を頑張って観た。「頑張って」というのは「途中で眠らずに」という意味である。タルコフスキーの映画は、他に何本か観ている。どれも途中で力尽きた。最短は『惑星ソラリス』で、恐らく、開始15分くらいで寝たと思う。 途中…

101回目「岩松了戯曲集」(little more)

劇作家岩松了の初期の戯曲集。 読書の醍醐味の一つに「行間を読む」というのがある。行間とは文章と文章の間にある空白の事である。要するに、何も書かれていない白紙の部分である。それを読むというのは、書かれていないものを勝手に想像して読むという事で…